小児矯正
交叉咬合(こうさこうごう)について
通常、下の歯は上の歯の内側にありますが、それが1歯~複数歯にわたって反対になっている状態を「交叉咬合」と呼びます。
「交叉咬合」の治療は、できるだけ早くに開始する必要があります。上の歯の内側にあるはずの下の歯がどこか1歯でも反対になっていると、そこを起点として、下顎は横にずれて成長していってしまうからです。その場合、成長が進むにつれて顎がだんだんと横に曲がっていっていき、その傾向はより顕著になっていきます。そのように顔が横に曲がってしまった場合、成人になってから直そうとすると、外科矯正が必要になります。
交叉咬合の症例
Case1
左の奥歯が交叉咬合になっていたのを、上顎歯列を横に拡大することで改善しました。この治療を行うと上下の歯の真ん中も 自然と一致することが多いです。
Case2
右の奥歯が交叉咬合になっていたのを、上顎を横に拡大することで治した症例です
使用した装置:拡大床
装置に組み込まれた拡大ネジを回すことで、装置が横に広がり、歯列が横に拡大されます。子供の奥歯の交叉咬合の多くは、上顎の幅が狭いことが原因で起こっているため、上顎を横に広げることで自然と治ってしまうことが多いです。
Case3
左の奥歯が交叉咬合になっていたのを、上の奥歯を外側に移動させることで治療しました。
使用した装置:クワドヘリックス
上顎の内側に弾性をもったワイヤーを固定し、バネの力で歯を外側に移動させる装置です。数ヶ月〜半年ほどで、歯がダイナミックに移動します。
各種不正咬合の治療法・症例
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叢生(ガタガタ)
「乱杭歯(らんぐいば)」「八重歯」とも呼ばれています。歯の大きさが大きかったり、顎の大きさ、歯が生えるスペースが足りずガタガタになる状態です。
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出っ歯
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反対咬合(はんたいこうごう)
「受け口」とも呼ばれています。下の前歯あるいは下顎全体が前に出ている状態で、できるだけ早くに治療を開始する必要があります。
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開咬(かいこう)
普通に噛んでも奥歯の数本しか噛むことができず、前歯が噛み合わない状態の噛み合わせです。舌の癖、指シャブリさらに口呼吸などが原因ともいわれています。
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交叉咬合(こうさこうごう)
奥歯など数本の歯の咬み合わせがずれている状態で、できるだけ早くに治療を開始する必要があります。
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歯の萌出遅延(ほうしゅつちえん)
歯が生え変わる時期になっても、その場所にちっとも歯が生えてこないことをといいます。